6年生になってから受験へのやる気が出ないみたい
中学受験は早いと小学校3年生頃から、遅くても5年生頃からスタートします。
数年にわたって中学受験へのやる気を維持し続けるのはとっても難しいですよね。
やる気がなくなってしまう原因として、中学受験への動機がぼやけてしまっている、やることが多すぎて自分が何をすればいいのかわからない、といったことが挙げられます。
我が家の娘も6年生になってから「やる気」の問題に悩まされました。
この記事では、やる気がなくなってしまう原因はもちろん、わたしが実践した解決法もご紹介します。
お子さんのやる気問題に悩んでいるお父さん、お母さん、ぜひ参考にしてみてください!!
中学受験に6年生でもやる気がない原因3つを紹介
小学6年生の新カリキュラムが始まる頃には受験本番まで1年を切ります。
お子さんには、気合を入れて勉強に臨んでほしいところですよね。
しかし、6年生になってやる気が出ない状況に陥ってしまう子もいます。
中学受験へのやる気がでない原因はなにかしら?
ここでは3つの原因を紹介するよ
- 中学受験への動機がぼやけてしまっている
- 自分自身の成長が実感できていない
- やることが多すぎて自分が何をすればいいのかわからない
中学受験への動機がぼやけてしまっている
そもそもなんで受験勉強をしているんだっけ??
お子さんがやる気を出せないでいる原因のひとつに、中学受験への動機がぼやけてしまっていることが考えられます。
おそらく、中学受験へのきかっけは、多くのご家庭で親からの勧めによるものです。
しかし、少しずつお子さん自身も、「この学校に行きたい」「ここの制服を着たい」といった受験への目標が出てきます。
ただ、目の前の膨大な量の勉強をこなしていくうちに、一番大事な中学受験への動機が見えなくなってしまうのです。
お子さんと今一度、なぜ受験をするのかという動機を見つめなおす時間を持つことが大切です。
自分自身の成長が実感できていない
勉強の成長直線は常に右肩上がりではありません。じりじりと成長することもあれば、停滞することもあります。
自分ではがんばっているつもりだけど、成長しているかわからない
目に見えた大きな成長でないと、お子さん自身が自分自身の成長を実感するのは難しいですよね。
そして、自分自身の成長が実感できていないと、モチベーションを維持するのは難しくなります。
お父さんお母さんがお子さんの成長している部分を言葉で伝えてあげることで、受験へのモチベーションを上げることができますよ。
やることが多すぎて自分がすべきことがわからない
6年生になると塾の授業時間や宿題の量が増えます。
さらに毎月の模試や過去問練習、苦手分野の復習など、とにかくやらなくてはいけないことが山盛りです。
やらなくてはいけないことが多すぎる!!
やることが多すぎて何をしたらよいかわからず、手が止まってしまている可能性があります。
やる気がないのではなく、どうしたらいいかわからず途方に暮れている状態なんだ
お子さんの学習状況の把握をしてサポートしてあげることで、お子さん自身が学習計画を立てやすくなり、勉強に向き合えるようになりますよ。
中学受験で6年生のやる気を引き出す方法4つを紹介!
どうやって子どものやる気を引き出せばいいのかしら
ここでは、子どものやる気を引き出す具体的な方法を4つ紹介するよ
実際にわたしも小学6年生の娘に実践した方法ばかりです。
やる気が出ず、成績が低迷していた娘でしたが、無事にやる気を取り戻してくれましたよ!
- 志望校を実際に見に行ってみる
- 成長している箇所を見つけてたくさん褒めてあげる
- やるべきことの優先順位を一緒に決めてあげる
- 塾の先生に相談をする
志望校を実際に見に行ってみる
志望校を実際に見に行くことで、自分はここに受かるために頑張ろうという目標が定まり、やる気を引き出すことができます。
直接学校をみることで、お子さんの中にある志望校への憧れや希望を再認識させてあげることができるんだ
我が家の娘も、6年生のカリキュラムがスタートした直後、成績が低迷してやる気も元気もなくしていました。
そこで、娘自身に自分が中学受験で目指すものは何なのかを再認識させるため、第一志望の学校まで連れて行きました。
学校を休ませて平日に行ったのですが、なんと中学校の卒業式の日で、制服をきた素敵なお姉さん方の姿を見ることができたんです。
志望校を見に行ったことで、第一希望に決めた当時の決意を思い出した様子でした。
その後はやる気を取り戻し、模試の成績にもきちんと反映されるようになりましたよ。
成長している箇所を見つけてたくさん褒めてあげる
勉強の効果は即効性があるものではありません。ぱっと見ただけでは成長しているのかわからない場合もあります。
お子さん自身が成長していると実感できないと、やる気を維持し続けるのは難しくなってしまいます。
でも、まったく何も成長していないわけではありませんよね。
- 総合偏差値が一定レベルを必ず超えるようになった
- 算数の苦手な単元の正答率があがった
- 国語の記述問題で確実に部分点がもらえるようになった
- 塾の確認テストで合格点をとれる回数が増えた
派手な成長ではなくても、じわりじわりと成長している箇所はきっとあるはずです!
どんなに小さい箇所でもいいので、成長しているところをみつけてたくさん褒めてあげてください。
そのときに、「すごいね!」とただ褒めるのではなく、お子さんの実際の成績や解答などを見ながら具体的にほめてあげるといいですよ。
そうすることで、お子さんもより自分自身の成長していることを実感することができます。
やるべきことの優先順位を一緒に決めてあげる
何から手をつけたらよいかわからずやる気がないように見えてしまっている場合は、やるべきことの優先順位を親が決めてあげましょう。
親が口出ししてもいいものなの?
子どもだけで対処できない問題にぶつかったときはそっとフォローをしてあげることも大切ですよ
子どもだけで勉強計画を立てるのはなかなか大変です。
宿題や復習、自主学習など、どの順番でこなしていくかお子さんと一緒に計画を立てていくといいですね。
塾の先生に相談をする
自分たちではどうしたらいいのかわからない、そういうときは迷わず塾の先生に相談しましょう。
塾の先生は受験生を何十人、何百人と見てきた受験のプロです。
プロの視点から、やる気を出すためのアドバイスをもらうことができます。
お子さんのやる気に関する相談だけでなく、苦手な教科やその対策法、効果的な勉強法なども併せて聞いておくといいですね。
高いお金を塾に支払っているのです。お子さんのために利用できることは最大限に利用しましょう!!
まとめ
- 6年生になってやる気が出ない状況に陥ってしまう子もいる
- やる気がない原因として、中学受験への動機がぼやけてしまっている、自分自身の成長が実感できていない、やることが多すぎて自分が何をすればいいのかわからない、という3つが考えられる
- やる気を出すために効果的な方法は4つある
- 1つ目は、志望校を実際に見に行くこと。志望校に受かるためにがんばろうという気持ちを引き出すことができる
- 2つ目は、成長している箇所を見つけてたくさん褒めてあげること。
- 3つ目は、やるべきことの優先順位を一緒に決めてあげること
- 4つ目は、塾の先生に相談をすること
最初から最後まで順風満帆な受験生活を送れる人はなかなかいません。
お子さんのやる気問題に躓いている方たちへ、少しでもこの記事が役立つことができれば幸いです!